2003年09月02日(火) 20時53分

ジャニーズ取引先が２億４千万所得隠し（読売新聞）

　芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の取引先で、タレントグッズ販売会社「ジェイステーション」（東京都新宿区）が、２億４０００万円余の所得を隠していたとして、東京地検特捜部は２日、同社と、同社役員で実質経営者の武田荘三容疑者（７３）（同府中市）を法人税法違反（脱税）の罪で東京地裁に在宅起訴した。

　起訴状などによると、同社は架空の仕入れ代金を計上するなどして、１９９９年１１月期までの２年間に約２億４７００万円の所得を隠し、法人税約８８００万円を免れた。隠した所得は取引先に預けたり、武田容疑者の知人に貸し付けたりしていた。

　同容疑者は調べに対し、「個人的に自由になる金が欲しかった。また、将来にわたり経営を安定させる資金が必要だった」と供述しているという。

　同社は、ポスターやＴシャツなど、ジャニーズ事務所に所属するタレントのグッズの製作・企画を請け負い、全国数か所のショップで販売していた。

　ジャニーズ事務所では「業務上深いかかわりがあった取引先であり、今後このような不祥事を起こさせないよう最善の対策を取る決意です」としている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030902-00000012-yom-soci