2003年09月02日(火) 15時06分

＜ブラスター被害＞電話回線つながり続ける　ＮＴＴパソコン（毎日新聞）

　ＮＴＴ東日本、西日本の両社は２日、１５時間以上つながり続けている電話回線数が通常の約３倍の４０００件にのぼっていると、発表した。コンピューター・ウイルス「Ｂｌａｓｔｅｒ」に感染したパソコンを接続しているためとみられ、両社は、利用者に注意を呼びかけている。

　両社によると、８月２０日以降、長時間接続が続く回線が急増し、個別に警告を発していたが、調査の結果、大半が「Ｂｌａｓｔｅｒ」が原因と突き止めた。

　「Ｂｌａｓｔｅｒ」は、異常終了するなどのトラブルやマイクロソフト社のシステムへ攻撃を仕掛けるウイルス。基本ソフトとして「ウィンドウズ２０００」と「同ＸＰ」を搭載したパソコンが感染する。８月中旬に被害が発生し、国内外で急速に拡大している。

　両社は、電話回線でインターネット接続する際には、回線切断が確認できるよう「手動」に設定変更するよう求めている。また、ウィンドウズ２０００とＸＰのパソコンユーザーに対し、ワクチンソフトなどによるウイルス対策を急ぐように呼びかけている。【松久英子】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030902-00001069-mai-soci