2003年09月02日(火) 12時28分

ダイヤル接続が切断不能　「ブラスター」の影響で（共同通信）

　ＮＴＴ東日本と西日本は２日、新種のコンピューターウイルス「ブラスター」の影響で、インターネットのダイヤルアップ接続が切断できなくなる障害が、全国で急増していることを明らかにするとともに、利用者に注意を呼び掛けた。
　ダイヤルアップでは、一定時間後に接続が切れる「自動切断」を設定している人が多いが、パソコンがブラスターまたはその亜種に感染すると、設定時間が過ぎても回線が接続されたままになるという。
　ＮＴＴ東西は、連続１５時間以上ダイヤルアップ接続している顧客には、不注意による長時間の接続の可能性があるため、電話で注意喚起するサービスを行っている。８月２０日ごろからこうしたケースが、東日本だけで通常の約３倍の１日２０００件以上に急増。調査した結果、新種ウイルスが原因と分かった。
　対策としては（１）自動切断から手動切断に設定を切り替える（２）ブラスターなどのウイルス対策を早急に施す−−などの対処法を勧めている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030902-00000055-kyodo-bus_all