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2003年09月02日(火) 12時42分

Sobig-F に脅かされた8月——ソフォス「月間トップ10ウイルス」発表japan.internet.com

法人向けウイルス対策の ソフォス株式会社 は2003年9月2日、2003年8月の「トップ10ウイルス」と「偽ウイルス情報ワースト10」を発表した。

それによると、1位(新規)W32/Sobig-F(Sobig 亜種)37.6%、2位(新規)W32/Blaster-A(Blaster ワーム)18.8%、3位(新規)W32/Nachi-A(Nachi ワーム)5.5%、4位(新規)W32/Mimail-A(Mimail ワーム)5.3%、5位 W32/Yaha-P(Yaha 亜種)2.1%、6位(19か月トップ10入り)W32/Klez-H(Klez 亜種)1.3%、7位 W32/Bugbear-B(Bugbear 亜種)1.1%、8位 W32/Yaha-E(Yaha 亜種)0.8%、9位(新規)W32/Dumaru-A(Dumaru ウイルス)0.6%、10位 W32/Sobig-A(Sobig ワーム)0.3%、その他26.6%の順だった。

2003年8月は、異なるウイルスが次々と 登場 し、世界のコンピュータシステムを攻撃した月だった。ソフトウェアメーカーもその対策に 大童 、セキュリティ各社のみならず他業種からもワクチンが 配布 されるなど、文字通りウイルス対策に 戦々恐々 とした月だったといえよう。

第1位から4位まではすべて新規ウイルスで、通常ならどれも第1位になりえたウイルスばかり。その中で第1位の座を獲得したウイルスは Sobig ファミリーの新メンバー「Sobig-F ワーム」。

Sobig-F は大量のメールを受信ボックスに送信してネットワークを完全に麻痺させるというもので、Sophos カスタマセンターに寄せられた報告数の約40%を占めたという。ソフォスでは引き続き、Sobig-F の今後の攻撃に対して警戒するよう警告している。

2003年8月の偽ウイルス情報ワースト10は以下のとおり。

1位「Hotmail Hoax」16.3%
2位「JDBGMGR」12.2%
3位「Bill Gates Fortune」10.8%
4位「WTC Survivor」7.9%
5位「Meninas da Playboy」7.4%
6位「Bonsai Kitten」4.7%
7位「Budweiser frogs screensaver」3.8%
8位「A virtual card for you」3.2%
9位「Frog in a blender/Fish in a bowl」3.1%
10位「Bill Gates」1.3%
その他29.3%

Bill Gates 氏や Microsoft は、偽ウイルス情報でも相変わらず人気が高いようだ。


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