2003年09月01日(月) 16時36分

混合機導入、収益は１億超　卸会社側シジミ偽装認める（共同通信）

　島根県・宍道湖産のシジミに安い中国産を混入し「宍道湖産」と表示して販売したなどとして、不正競争防止法違反（虚偽表示）などの罪に問われた同県斐川町の卸会社「丸三出雲」と同社社長平田泰三被告（３３）の初公判が１日、松江地裁（鹿野伸二裁判官）で開かれ、丸三出雲と平田被告は起訴事実を認めた。
　検察側は冒頭陳述で、外国産と地元産のシジミ混合機を導入し、産地偽装を繰り返した経緯や不正収益が約１億７７００万円に上ることなどを指摘した。
　冒頭陳述によると、同社の産地偽装は１９９９年冬から始まり、昨年４月に混合機を導入してからは偽装の頻度を増加させ、多いときには外国産の混合率は約９割にも達していた。
　約１億７７００万円の不正収益は、２００１年８月から今年７月までの地元産の入荷量が出荷量より約７００トン少ないことなどから推計した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030901-00000137-kyodo-soci