2003年09月01日(月) 00時00分

個人情報聞き出す　不審電話が相次ぐ（朝日新聞・）

　架空の交通安全団体を名乗り、「若い人を対象にした交通問題の意識調査を行いたい」などと言って、個人情報を聞き出そうとする不審な電話が県内全域で相次いでいることがわかり、県警や県交通安全協会は注意を呼び掛けている。

　県警や安協によると、５月ごろから会社や個人宅などに、「県交通安全指導協会」という架空団体を名乗る男性から「若い人の交通事故が多いため、意識調査をする」「若い人を対象に安全講習会を開く」と言って、独身者や２０代の従業員らの住所や氏名などを聞き出そうとする電話が相次いでいる。電話を受けた側が不審に思うと、「警察署から依頼を受けて調査している」などと言って聞き出そうとするという。

　電話がかかってきた会社などから県警や安協への問い合わせは、５月以降で数十件に上る。これまで電話に応じて、個人情報を教えた人はいないという。

　県警や安協は「電話での調査や講習会のお知らせは行っていないので、注意してほしい」と呼び掛けている。

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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6268