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2003年08月30日(土) 09時06分

野菜の高値、一段落 7月比1〜3割安 東京卸売り朝日新聞

 冷夏で高値の傾向が続いた野菜の価格が、落ち着きを取り戻していることがわかった。農林水産省が29日、東京都内の卸売市場への8月の野菜の入荷状況と価格を発表した。下旬にようやくやってきた暑い夏が、野菜の出荷量を押し上げたようだ。市場に集まる八百屋さんたちも、お客さんたちに喜んでもらえると話す。

 農水省が統計を取る14品目のうち、7月より価格が下がったのは、ダイコン、ニンジン、ナス、トマト、ピーマン、サトイモ、ジャガイモの7品目で、それぞれ1〜3割方安くなった。

 一方で、ハクサイは価格が上がった。レタスは7月の2倍に高騰。東京への入荷の7割以上を占める長野産が、長雨による被害を受け、しばらく品薄が続きそうだ。

 都内9カ所の青果物市場中、最大規模の大田市場(大田区)。午前7時前から競りが始まる。腕組みをして見守る江東区の青果店主は「レタスは大玉16個で5000円。傷んで廃棄する費用も考えたら、とても手が出ない。ここにきてナスやキュウリが安くなってきたのはありがたいね」。

 卸大手「東京青果」の加瀬正孝・企画情報課長補佐によると、トマトはキロ185円、キャベツは同71円で、ホウレンソウ、ネギなどと並び、昨年同時期の6〜8割に値を下げているという。

 台東区の商店街「谷中銀座」で青果店を営む石橋忠成さん(62)は「寒かった時期は、仕入れが厳しいだけでなく、売れ行きも悪かった。売れたのは子どもにも人気のあるトマトぐらい。お客さんに安くておいしい野菜を出したいから、難儀な夏でした」と話した。(08/30 00:16)

http://www.asahi.com/national/update/0830/002.html