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2003年08月29日(金) 23時36分

アロシステムが、ツートップ、フェイスを展開するユニットコム統合へMYCOM PC WEB

アロシステムは、パソコン販売店、ツートップなどを展開するユニットコムの発行済み株式の67.3%を取得、同社の経営権を獲得した。この経営統合により、年商600億円、全国92店舗をもつ企業グループが形成される。統合後は、アロシステムの大野三規社長がユニットコムの会長(代表権あり)を兼任、また、ユニットコムの久安淳雄社長は引き続き社長職に就く。

現在、アロシステムは大阪市に本社があり、関西圏を中心に北海道から沖縄まで「パソコン工房」81店を運営している。ユニットコムはツートップ7店、フェイス4店をもつ。今後、パソコン工房を地方都市に、ツートップは政令指定都市など、フェイスは通信販売、というような活動領域の切り分けをしていく方針だ。統合後もユニットコムとその既存店舗は現在の名称のまま存続する。アロシステムは今年下期に12店舗を開店する計画だ。

2004年3月期の売上高見込みはアロシステムが300億円、ユニットコムが274億9,600万円で、統合後の売上規模は、店舗での販売が327億円、法人営業が80億円、流通が92億円、通信販売が106億円、その他4億円の合計609億円、と見込んでいる。

パソコン工房、ツートップはともに、パソコン、周辺機器と、自作パソコン向け部材販売では大手だが、今後、両者は、これらのほか、無印ブランドのいわゆるホワイトボックスパソコンも強化していく方針で、アロシステムでは、同パソコンの市場規模を年間120万台と想定、現状そのうち20%のシェアを確保している、とみており、統合効果で35〜40%程度に伸ばすことを目指している。

アロシステムの大野社長は「パソコンの市場は価格競争が熾烈で、パソコン工房、ツートップ、フェイスという3つのブランドを活かし、それぞれの持ち味を訴求していく」と述べている。また「パソコン業界は低価格の進行と外資系の攻勢が激しくなっている」と指摘、この統合は、市場環境の厳しさに対処するための経営基盤強化策といえる。ユニットコムの久安社長は「業界全体、会社全体のことを考えて、最適な選択をした。アロシステムの大野社長のビジネススタイル、人柄に共感するところも多かった」と語った。

ツートップは、パソコン部品販売では、東京・秋葉原の老舗として知られているが、経営母体であったフリーウェイが2000年6月、東京地方裁判所に民事再生手続き開始を申請、その後、同社はキョウデンの傘下に入ったが、2002年11月、フェイスに営業譲渡、同社はこの8月1日付でユニットコムと改称、現在に至っている。

取材画像はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/29/13.html

NTTネオメイト、アロシステム、インテルが提携、低価格PC発売
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/01/09/07.html

フリーウェイ事業撤退、キョウデンがフェイスに営業譲渡
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/06/20.html

アロシステム
http://www.pc-koubou.jp/

ツートップ
http://www.twotop.co.jp/

フェイス
http://www.faith-go.co.jp/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030830-00000091-myc-sci