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山口組系暴力団五菱会（ごりょうかい）系によるヤミ金融事件で、東京地検は２９日、ヤミ金融組織の統括経営者で、組織内で「会長」と呼ばれていた元暴力団幹部の梶山進容疑者（５３）を出資法違反（高金利）の罪で起訴した。
起訴状によると、梶山容疑者は傘下に十数店の貸金業者を抱える「ＴＯ」グループの責任者らと共謀し、昨年４月から１２月にかけて計４９回、店舗の一つである「スタート信販」（東京都豊島区）から６人に貸し付け、法定の約４９倍にあたる１２５万円の利息を受け取ったとされる。
梶山容疑者は調べに「まだ話す段階にない」と、事件についての具体的な供述を避けている。
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警視庁などの合同捜査本部は２９日、「ＴＯ」傘下の別の店舗から、札幌市内の主婦ら２人に貸し付け、法定の約５６倍の利息を受け取ったとして、梶山容疑者を出資法違反容疑で再逮捕した。引き続きヤミ金融組織の実態解明を進める。(08/29 22:57)