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2003年08月28日(木) 18時45分

住基ネットの個人情報削除要求、函館市の拒否「妥当」−−市保護審答申 /北海道毎日新聞

 ◇「漏えい対策必要」
 住民基本台帳ネットワークにつながる自分の個人情報の削除や外部提供中止を市から拒否された函館市日吉町の医師、大河内憲司さん(68)の異議申し立てに対し、同市個人情報保護審査会(山崎英二会長)は27日、市の拒否決定を妥当とする答申を井上博司市長に提出した。
 答申は、市個人情報保護条例で定められた「記録の削除ができる場合」に該当しないと判断。住基ネットにつながる情報を「行政の基本資料」と認め、外部への提供も住民基本台帳法や市条例に沿っているとした。同時に市に対し、個人情報の保護について「情報の漏えいがあった場合の通信の切断を含め、検討を望む」と求めた。
 大河内さんは昨年10月「情報が漏えいする恐れがあり、プライバシーが守られない」として削除、目的外利用・外部提供の中止を市に請求。市が拒否したため審査会に異議を申し立てていた。
 ◇答申に「失望した」
 これに対し大河内さんは「個人情報保護のあり方について踏み込んでおらず、失望した。住基ネットで本人確認4情報だけでなく住民票コードが出回る恐れがあるのに、そのリスクに対する見解を回避したのは非常に不満」と話した。【安味伸一】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000005-mai-hok