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2003年08月28日(木) 00時00分

コメ「やや不良」 収穫量1・6%減を予想朝日新聞・

  「やや不良」。県内のコメの作柄概況(15日現在)が北陸農政局から発表された。低温と日照不足の影響が見られ、作況指数は95〜98。不作だった98年(作況指数98)は県産米が高騰して消費者に敬遠された。「悪いシナリオ」の再現を懸念する声も出始めている。

  発表によると、出穂期は平年より7日ほど遅れ、穂の数も「やや少ない」だった。収穫量は昨年比で1・6%減が見込まれるという。

  地域別では下越北と魚沼が「平年並み」で、その他の地域は「やや不良」。北陸農政局新潟統計・情報センターは「下越北、魚沼は田植え時期が遅かったため、6月の高温の影響を受けずに茎の数が増え、穂の数も多くなった」と説明する。

  全農県本部米穀部によると、98年の最初の入札では県産の一般コシヒカリは例年より3千〜4千円高かった。年明けまで続いた高値が敬遠されて出荷は鈍り、翌年10月末には約2万トンの在庫を抱えた。担当者は「低温の影響で早場米の出回りも遅く、一部に品薄感も出ている。悪いシナリオの再現にならなければいいが」と不安げだった。

  生育の遅れに、魚沼コシヒカリの産地である六日町、塩沢町の農家の表情もさえない。「例年より10日ぐらい遅れている」と口をそろえる。

  稲は出穂から40日で成熟するが、県南魚沼農業改良普及センターによると、低温や日照不足が続けば実が熟し切らない可能性もあり、「秋晴れ」が続くことを期待している。
(8/28)

http://mytown.asahi.com/niigata/news01.asp?kiji=4772