悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年08月28日(木) 01時24分

<郵政公社>「サービス変化なし」が8割以上毎日新聞

 独立系の調査会社・日本リサーチセンター(鈴木稲博社長、本社・東京都中央区)が27日発表した日本郵政公社に関する世論調査によると、85.5%が公社化前と「利用しやすさは変わらない」と回答、今後のサービス向上を強く求める結果になった。今後の経営形態については、サービス、国の保証、採算性、競争力の四つの観点からの質問に対して、いずれの場合も、小泉純一郎首相が公約している民営化の支持派よりは、現行の国営公社派が上回った。

 全国2200人(回答率62%)を対象に、7月初旬に実施。公社化前に比べ「利用しやすくなった」と回答したのは10.0%にとどまり、「利用しづらくなった」も1.7%あった。「変わらない」理由として「サービスや応対に変化がみられない」「名前や制服が変わっただけ」などの厳しい内容が多かった。

 しかし、今後の経営形態について、サービスに関連した質問では満足しているので国営公社のままでよい」と回答した人が58.0%にのぼり、「不満なので民営化すべきだ」は36.9%にとどまった。郵貯・簡保への国の保証に関連した質問では「なくなると困るので国営公社のまま」が60.5%に達し、「民間との競争で不公平なので民営化」と回答したのは34.2%だった。

 競争力に関連した質問では、「民間と競争する必要はないので国営公社のままでよい」が48.1%だったのに対し、「民間と競争してサービス向上を図るため民営化」を支持した人は46.8%と両派はきっ抗した。 【池畠恵治】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000134-mai-soci