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2003年08月28日(木) 00時00分

イスラム出身者と「語り合う会」 日進で市民らと平和や宗教テーマに 東京新聞

 日進市役所で二十六日夜、同市と名古屋市在住のイスラム圏出身者二人が市民と語り合う会があった。イラク戦争や二〇〇一年の米中枢同時テロなどで欧米や日本で広がるイスラム教への「誤解」を解こうと、二人が日進市に地元住民との対話の場を求めたことから企画された。

 二人は、インド人で日進市香久山在住の会社員モハマド・アブドッラーさん(41)と、パキスタン人で名古屋市千種区在住のイスラム・アハマディア教会代表セイエド・タヘルさん(36)。七月初めに市に申し入れ、市が広報などで告知したところ、国際交流関係者やキリスト教の牧師ら十人ほどが集まった。

 二人は「イスラムは世界で一番誤解されている宗教だ。特にジハード(聖戦)の意味が曲げられている」と力説。ジハードは「自己改革」で、防衛のための戦争も意味するが、他国への進撃は意味しないことを説明し「イスラムは平和を意味しており、他の宗教に対しても寛容です」と述べた。

 参加者からは「女性の地位はどうか」「政治と宗教は一体化しているのか」などの質問があったが、二人は「日本同様に女性差別はない」「政治と宗教は別」などと答えた。セイエドさんは「興味を持って話を聞いてもらうことができ、理解し合えたと思う」と感想を語った。 (鈴木 智行)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20030828/lcl_____ach_____003.shtml