2003年08月27日(水) 21時58分

レジオネラ問題対策検討委が初会合−−委員らが「クアハウス日南」現地調査　／宮崎（毎日新聞）

　日南市営の多目的温泉保養館「クアハウス日南」のレジオネラ菌検出問題で、市が設置したレジオネラ問題対策検討委員会（委員長・島中勲助役、１１人）の初会合が２６日、市議会会議室であった。原因究明と再発防止策を検討し、遅くとも１２月中旬までに報告書にまとめる。
　初会合では市が菌検出後の対応、クアハウス日南の衛生管理などについて説明。原因究明のため９月の次回会合で施設関係者、専門家の意見聴取をすることを決めた。再発防止策には施設設備、管理運営、衛生管理の改善計画などを盛り込む。
　意見交換では、委員が浴槽や配管の清掃、消毒など、主として衛生管理の現状について質問。除毛器清掃・濁除去剤の投入に関する作業日誌について市は「つけていない」と答えた。
　委員らはこの後、クアハウス日南を現地調査。塩素系消毒剤、または塩素系消毒剤を含む水を投入していない浴槽でも残留塩素が計測されるのを見て「試薬や測定器がおかしいのではないか」との指摘もあった。【木元六男】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030827-00000003-mai-l45