2003年08月27日(水) 23時06分

盗難：女子生徒だけ３９１人の調査票　三重県立高　（毎日新聞）

　三重県松阪市豊原町、県立松阪商業高校（山口修校長）で、個人情報を記した３９１人分の生徒調査票や、卒業アルバム、ＰＴＡ会員名簿が盗まれていたことが２７日、分かった。生徒調査票はいずれも女子生徒のものだった。松阪署で窃盗事件とみて調べている。

　同校によると、同窓会担当の教諭が今月２２日、１階の大会議室内の戸棚にあった卒業アルバムがないことに気付いた。２５日に全職員に確認し、９４〜０２年度の９年分のアルバムのほか、１階の職員室や２階の生徒指導室にあった在校生３９１人分の生徒調査票、大会議室に置いていた９０〜０２年度の１３年間のＰＴＡ会員名簿が盗まれていた。机や戸棚に鍵をかけるなどして保管されており、鍵は取り外されていた。

　同校は生徒７９１人のうち女子生徒６８０人。生徒調査票には住所、氏名、顔写真、緊急連絡先、家族構成、通学経路などが記されており、クラス別に男女混合でとじられていたが、盗まれたのはいずれも女子生徒のものばかりだった。

　無藤明博教頭は「生徒宅には盗難を連絡するとともに謝罪した。警察とも連携し、生徒に直接的な被害がないようにしたい」と話している。【田中功一】

［毎日新聞８月２７日］ ( 2003-08-27-23:06 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030828k0000m040123000c.html