2003年08月27日(水) 19時30分

社保事務所装う不審電話多発　社保事務局が注意呼び掛け（熊本日日新聞）

　「社会保険事務所ですが、家族のことを教えてください」。社会保険事務所の職員を装って家族の情報を聞き出す不審電話が、県内で多発している。熊本社会保険事務局は「無関係なので注意してほしい」と呼び掛けている。

　同事務局によると、不審電話はこの一年間で二百十件発生。最近の四カ月で百二十四件と六割を占める。熊本市西部地区や菊池郡市、八代市などで増加しているという。

　電話の相手は名乗らないことが最も多く、「サトウ」と名乗る例も。質問の内容は、家族の住所や勤務先、携帯電話番号のほか、金融機関の口座番号や被保険者の保険証番号など。

　同事務局によると、実際に申請書類の不備などで問い合わせる場合、用件と担当者名を必ず本人に伝えるという。同事務局総務課は「もし不審な電話があったら、後で電話するからと言って相手の電話番号を聞くのが効果的」と話している。

http://kumanichi.com/news/local/main/200308/20030827000282.htm