2003年08月27日(水) 17時56分

被害者支援装い架空請求　札幌や北九州市などで（共同通信）

　大阪弁護士会は２７日、同会などが運営している団体と名乗り、ヤミ金業者のリストから個人情報を削除するための費用振り込みを求める通知が、同日までの数日間で札幌市や松山市、北九州市に多数郵送されていると発表した。これまでに被害は確認されていないという。
　団体名は「全国闇金融対策被害者を救う会あすなろ会」。通知は「個人情報が何らかの理由でヤミ金融業者に登録された。お金の請求や親せき、近所への嫌がらせ被害を受ける」と説明。登録の抹消手続きを勧め、費用２万８０００円を今月３０日までに指定銀行口座に振り込むよう求めている。
　松山市の弁護士から大阪弁護士会に「依頼者に通知が来た」と連絡がきたほか、札幌市や北九州市の消費者センターにも相談が多数寄せられた。女性の相談者が多いという。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030827-00000119-kyodo-soci