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2003年08月26日(火) 19時48分

住基ネット本格稼働 カード交付、混乱なく 「便利」の一方で問題点も /福井毎日新聞

 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働を始めた25日、県内の市町村も希望者に住基カードの交付を開始した。特に混乱はなかった。身分証明書に使えるとあって便利になるとの意見がある一方、個人情報保護など問題点を指摘する声も多い。
 この日から始まったサービスは、住基カードを利用した転居の際の手続きの一部省略、居住する自治体以外での住民票の写しの取得の2種類。自治体独自に条例で定めたサービスも受けられることになり、県内では福井市が図書館の利用や自動交付機を導入した住民票の写しと印鑑登録証明書の発行サービスを来年1月から実施する予定。
 また、敦賀市でも10月上旬から自動交付機を市役所に設置し、住民票の写しの交付サービスを実施する予定のほか、大飯町、高浜町などでも独自サービスを検討中。
 福井市役所にカードの交付を受けに来た同市飯塚町の主婦(59)は「年をとったら免許証も持っていられなくなる。身分証明書としてほしいと思った」と話した。また、同市照手4の会社員、吉田尚晃さん(21)は「2〜3年おきに引っ越すので手続きが簡単になるのは便利。セキュリティーの問題を指摘する声もあり、不安はある」と話した。
 市民オンブズマン福井のメンバーで住基ネットに反対する福井市の伊東晴美さんは「カードに付加価値を付けて普及させることばかり考えられているが、本当のサービスは4情報以外に付けないことではないか」と批判している。 【川口裕之】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l18