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2003年08月26日(火) 19時21分

住基ネット本格稼働 独自サービス導入、市町村は模様眺め /群馬毎日新聞

 ◇住民票自動交付など、2市のみ。。
 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働(2次稼働)を始めた25日、県内の市町村でも住基カードの交付などが開始された。しかし、自動交付機で住民票の写しを取れるなどの独自サービスを始めたのは、前橋市と太田市のみ。「住基ネットの社会的評価が定まらない間は、なかなか独自サービスに踏み出せない」(別の市の担当者)という声も聞かれるなど、模様眺めのスタートとなった。
 前橋市役所ではこの日、1階ロビーに設置された自動交付機の稼働式が行われた。同市の住基カード交付第1号となった男性会社員(69)が機械を操作し、住民票の写しを入手。男性は「妻が運転免許証を持っておらず、身分証明書になればと思いカードを申請した。カードを紛失して悪用されるのが心配だが、大丈夫だろうと思っている。機械のボタンがもう少し大きければ操作しやすいのだが」と話していた。同市によると、この日のうちに40人の市民がカードを受け取ったという。
 県地方課によると、この日の本格稼働で、居住地以外の全国の市町村で住民票の写しが取れるようになったほか、転出入届の手続きが簡素化。さらに「将来的には(行政窓口に提出する各種申請が)自宅でできる予定で、そうなればカードの使い道も増える」と話す。
 一方、ある市の担当者は「窓口で相談に乗りながら手続きするのが本当のサービス。自動交付が住民の利便の点で(窓口に)勝っているかは難しい」という。前橋市も当初、救急車に乗った際などに、カードに記録されている血液型などを病院に連絡するサービスの導入も検討したが、「病歴を記載する必要があり、慎重に対応する必要がある」として見送った。【清水憲司】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l10