2003年08月26日(火) 19時41分

住基ネット　コード付与取り消しの請求棄却、川崎の住民ら再審査を請求　／神奈川（毎日新聞）

　住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）を巡り、川崎市幸区、会社員、山本正陽さん（５７）ら市民１３人が、住民票コード付与の取り消しを求めた審査請求について、川崎市は２５日、請求を棄却した。山本さんらは同日、裁決を不服として県に行政不服審査法に基づく再審査請求をした。
　山本さんらは昨年１０月、「住民票コードの付与はプライバシーの侵害にあたり違法」として同市に審査請求した。同市は「改正住民基本台帳法に基づく正当な処分。コードは、住基ネットを効率的に稼働させるための符号にすぎず、個人の人格的価値とは無関係」として棄却した。
　県市町村課によると、住民票コードに関する県への審査請求はこれまでに１６件あったが、審査中の１件を除きすべて退けられている。【川久保美紀】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000006-mai-l14