悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年08月26日(火) 00時00分

道路の穴で事故急増朝日新聞・


パンクやホイールのへこみ

県の賠償 02年度、前年度の6倍


 道路の穴に落ちてパンクするなどして、道路管理の不備を問われ、県が損害賠償を支払うケースが急増している。穴ぼこを巡る賠償だけをみると、01年度の2件が02年度は12件になった。いったん応急的な補修でふさいだ穴が再びできるケースも多く、県は本格的な補修を迫られている。

 県道路維持課によると、県道や県管理の国道の穴が原因で起きた事故で県が損害賠償を支払ったケースは99年度1件、00年度0件、01年度2件とほぼ横ばいだったが、02年度は12件と急増した。

 タイヤのパンクやホイールのへこみなどの軽度な物損事故で、人身事故はないため、賠償額は昨年度で計27万5千円と少ない。ただ、今年度も数件が示談中。昨年度を上回るペースだという。

 今年3月2日には豊田市内の県道で、同じ穴に2台の軽自動車が相次いではまり、いずれもホイールが破損。示談の結果、県は過失の4割を認め、計3万円の賠償金を支払った。

 事故急増を受け、県は道路パトロールを強化。穴を見つけると、その場で補修しているが、豊田市の現場は補修をしたばかりの場所だった。応急処置の場合、加熱しなくても舗装できる特殊な合材で補修するケースが多い。この合材は雨に弱く、再びはがれてしまったところに事故が起きたという。

 県道路維持課は「何度もはがれる場所を中心にアスファルトを打ち直すなどの本格的な補修を進めていく」と話す。ただ、パトロール強化の中でも発見される穴の数は99年度以降、ほとんど変動がない。「賠償の急増の背景には、扁平(へんぺい)タイヤの普及や、県民意識の変化など、道路以外の原因も複雑に絡んでいるのかも」といぶかっている。(8/26愛知総合)(8/26)

http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=7832