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2003年08月26日(火) 00時00分

住基ネット2次稼働 県内全市町村でも開始住基カードの交付を申請する市民=甲府市市役所本庁1階窓口で朝日新聞・

甲府市 窓口で21人が申請

住基ネットの2次稼働が始まった25日、県内の全市町村で住基カードの交付手続きが始まった。県は今年度の交付数を9973枚(交付率1・13%)と試算。カードは住民票やパスポートの申請、金融機関の本人確認などで利用できる。だが、個人情報保護条例の不備を理由に、漏洩(ろう・えい)を心配する声もある。

  県内では午前9時から58市町村すべてでカード交付業務が始まった。

  このうち甲府市役所では午後5時までに21人が交付申請に訪れた。市民課窓口で申請書を提出し、職員の説明を受けながら電卓型の端末でカードに4けたの暗証番号を入力すると、申請から15〜20分程度で交付された。同市役所の交付業務は平日のみ。当面は1日10人程度の申請を見込んでいる。

  行政機関のほか金融機関など民間でのカードの利用拡大に期待を寄せる県だが、現在利用できる行政サービスがまだ少ないことなどから、県は今年度の交付率を1・13%(全国交付率2・4%)と低く見積もった。

  県内で個人情報保護条例のある自治体は42市町村にとどまる。さらに漏らした者への罰則規定を持つ自治体はまだない。県市町村課は「今年度中に全市町村が条例の整備をするよう、指導する」と話す。

  これに対し、長坂町にある住基ネットに反対する住民の会事務局の田嶋節枝さんは「住民不在の見切り発車」と批判。個人情報が悪用される可能性も捨てきれないと心配している。

(8/26)

http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=6009