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2003年08月26日(火) 11時58分

ネット電話規制の動き、米で拡大の様相ZDNet

 米国で当局がネット電話提供企業を規制する動きが出始めている。これにより、急速に成長していたネット電話が減速し、通話料金は引き上げられ、資金力の弱い新興企業は廃業に追い込まれる可能性もある。

 ミネソタ州は2週間前、ネット電話提供企業のVonage Holdingsに対し、電話事業免許の取得を命じる決定を出した。米国で州の公益事業委員会がネット電話企業の規制に乗り出したのは初めてで、これを皮切りに、米国内のネット電話提供企業に対して新たな規制が適用され始めると見る向きも多い。

 アラバマ、ノースカロライナ、ミシガン、コロラド、イリノイ、バージニア、ペンシルベニア、オハイオの各州の電話規制当局はいずれも、ネット電話規制の検討作業に着手している。米連邦通信委員会(FCC)も近く、ネット電話提供企業を対象とした新規制を導入する可能性がある。

 これは、米国の電話規制当局の考え方が180度転換したことを示すものだ。かつて州と連邦の当局は、Net2Phoneやdeltrathree、Packet8などのインターネット電話会社が通常の電話規制の枠外で運営されることに異論を差し挟んでいなかった。

 しかし、米国でネット電話の加入者が250万を突破し、全通話のうち約10%をネット電話が占めるに至り、各州当局やFCCはネット電話提供企業に対して規制を適用すべきかどうかの検討を始めている。調査会社In-Stat/MDRの予測では、2007年までにネット電話の加入者数は700万に達する見通しだ。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000019-zdn-sci