2003年08月26日(火) 00時00分

住基ネット二次稼働 トラブルなく進む （東京新聞）

　住民票の広域交付や転入、転出手続きが簡素化される住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）の二次稼働が二十五日スタート、太田市役所にも、住基カードの交付手続きに市民が訪れた。本人確認の照会手続きが必要なため実際に交付を受けたのは二人。トラブルはなく手続きはスムーズに進んだ。

　太田市は、自動交付機を設置し、住基カードがあれば窓口を介さずに住民票や印鑑登録証明書の写しを受け取れる独自サービスを提供。

　交付手続きに訪れた太田市内の主婦は「顔写真が入り証明書代わりになるので助かる」と話し、一方、市内で自営業を営む女性は「便利になる半面、情報漏えいなどが心配」と不安ものぞかせた。

　同市役所の市民課によると、二十四日までに三十一人が住基カード交付の予約を申し込んでいるという。県内では前橋市でも同様な自動交付サービスを実施している。　（中沢　誠）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20030826/lcl_____gnm_____000.shtml