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2003年08月26日(火) 00時00分

住基ネット本格稼働 県内、大きな混乱なし 千葉市でカード申請95件 東京新聞

 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)が二次稼働した二十五日、県内でも住民が「身分証明書として使用したい」などと、各役所の窓口で住基カードの交付を受ける姿がみられた。パスワードの変更などで業務端末機の操作に戸惑う職員もいたが、県によると各市町村とも大きなトラブルはなかった。 (山田 晴子)

 千葉市ではこの日、住基カードの交付申請が六区合わせて九十五件(午後四時現在)あり、このうち六十九件が即日交付された。美浜区が二十二件と最も多かった。

 十一件の申請を受けた稲毛区役所市民課は午前中に交付が集中、六十−七十代の男性が目立ったという。同区内に住む無職男性(67)は「運転免許証はいつも車を運転するとき以外は携帯しないので、公的な身分証明書が持てるのは年寄りにとってありがたい」と、住基カードを手にしながら喜んでいた。

 一方で、市民課の担当者に住基ネットの意義の説明を求める来庁者も。「紛失したら、個人情報が本当に保護されるのか疑問だ」などと言い残し、帰って行った。

 市によると、業務端末機を操作する職員に、入力時に必要なそれぞれのパスワードを二次稼働から変えるように文書で指導していたが「変更方法が分からない」と戸惑う職員もいたといい、担当者への説明が徹底していない点もみられた。

 また、県内で唯一、市役所などの窓口以外でも住基カードを使えるように機能を拡張した浦安市は、市役所や各駅前の行政サービスセンターに設置している住民票の自動交付機を、住基カードにも対応するようにした。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20030826/lcl_____cba_____000.shtml