2003年08月26日(火) 22時17分

住基ネット本格稼働　熊本市で一時通信停止　カード申請ゼロの村も　／熊本（毎日新聞）

　住民基本台帳ネットワークシステムが２次稼働した２５日、県内でも熊本市役所などで市民が住基カードの交付申請に訪れた。熊本市では一時、全国センターへ接続が集中した影響で、通信が停止するトラブルがあった。【山田宏太郎】
　熊本市では初日、５８件のカード申請があった。２次稼働で新たなサービスとなる住民票の広域交付については、同市外の住民票交付が９件、他市町村からの発行依頼は５０件だった。通信エラーが発生したのは午前１０時からで、一時データ送信ができなくなったが、システムを再起動して午後０時２４分までに回復した。
　一方、郡部の滑り出しは低調で阿蘇郡の村では申請者ゼロ。担当職員は「転出入の手続きも簡単になるが小さな村で転勤族もいない。住民にもあまりメリットはないと説明してきた」という。また、県内の反対派団体でつくる「住基ネットを考える会・くまもと」は熊本市役所で中山通晴・市民生活局長にネット接続の中止などを求める申し入れ書を提出した。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l43