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2003年08月26日(火) 22時33分

住基ネット本格稼働 身分証明に、管理徹底を…歓迎の声、一方で要望も /宮崎毎日新聞

 ◇宮崎市役所でセレモニー、70人にカード交付
 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働した25日、県内の市町村でも、住民基本台帳番号などの個人情報が盛り込まれた住民基本台帳カード(住基カード)の交付が始まった。県内の自治体で唯一、印鑑登録証明証としての機能を持たせた宮崎市では、市民から「公的な身分証明証が得られた」と歓迎する声があった一方で「個人情報の管理を徹底してほしい」と要望する声も聞かれた。【谷本仁美】
 宮崎市役所では同日午前8時半から、住基ネット本格稼働のセレモニーがあり、津村重光市長が市民課受付カウンター前で「これからは、住基カードで!」と書かれた懸垂幕を掲げた。
 津村市長は、訪れた同市小松、無職、吉岡亨さん(71)に顔写真付きの住基カードを交付。吉岡さんは早速、カードを使ってカウンター横の自動交付機で印鑑登録証明書を引き出した。
 吉岡さんは「金融機関などの本人確認が厳しくなり、市に公的な写真付き証明証の発行を要望していた。こうして印鑑登録証明書もとれ、非常に便利だ」と話した。
 宮崎市ではこの日午後5時までに104人が住基カードを申請。時間内に手続きが済んだ70人が受け取った。
 住民票の交付を受けに来た同市潮見町、会社員、金丸忠幸さん(67)は「待ち時間を短縮できそうなので近々申請するつもりだが(住基カードから住民基本台帳のデータを除いた)市民カードでも機能は十分だと思う」と話した。
 住基カードを受け取った同市大工3、刑務官、小原邦裕さん(51)もカードの利便性は認めながらも「行政は情報を安全に管理してほしい」と要望した。
 市は今後5年間で現在の印鑑登録証明証をすべて住基カードか市民カードに切り替える予定。住基カードを普及させ、独自サービスを増やす方針だ。釘村俊己市民課長は「個人情報を守るため、十分な態勢を整えている」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l45