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三共は２５日、同社の主力商品である高脂血症治療薬メバロチンの後発品を販売する５社を、その外観が三共製と似ているとして、不正競争防止法に基づき、東京地裁に不正販売の差し止めを求め、提訴した。訴えられたのは、大洋薬品工業、大正薬品工業、辰巳化学、共和薬品工業、日本医薬品工業。
メバロチンは８９年１０月に発売されたコレステロールを低下させる薬。９３年度に国内医療用医薬品として初めて年間売上高が１０００億円を超えるなど、三共の主力商品になった。０２年１０月に三共が持っていた基本特許が切れたことで、今年７月以降、３０社程度が一斉に後発品を販売していた。(08/25 14:00)