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2003年08月25日(月) 00時00分

住基ネットきょう本格稼働 2市町完全不参加 東京新聞

 国民に十一けたの番号を付けて氏名、住所などの個人情報をコンピューターで一元管理している住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)が二十五日、本格(第二次)稼働する。希望者には「住基カード」というICカードが交付され、このカードを提示すれば住所地以外のどこの自治体でも住民票の写しが取れるなど、国は「さらに便利になる」と強調するが、個人情報漏えいを懸念する声は根強く、東京都国立市と福島県矢祭町は不参加を続けている。 

 本格稼働に伴い、住民票の写しの「広域交付」のほか、カード利用者には転入転出手続きが簡素化され、引っ越し時に窓口に行くのは転入時の一回だけで済む。さらに各市町村の判断で、同カードに図書館利用や診療券、商店街やバスのプリペイドカードの機能などを持たせることも可能になる。

 しかし個人情報が公務員によって業者に横流しされたり、コンピューターハッカーに盗まれたり、書き換えられたりする危険性も依然指摘され、住基ネットへの参加などをめぐる自治体の対応は分かれている。

 不参加を貫いている国立市と矢祭町のほか、横浜市は希望者のみのデータを送信、東京都杉並区も住民選択制を採りたい意向だ。

 昨年八月の一次稼働では、住民票コードと氏名、性別、住所、生年月日、これらの変更履歴の六情報が、登録された。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20030825/mng_____sei_____004.shtml