2003年08月25日(月) 09時17分

Boeing、Eメールフィルタリング技術専門会社を設立（japan.internet.com）

大手航空機メーカーの BoeingCompany ( NYSE:BA ) は20日、社内向けに制作した Eメールフィルタリング技術を、開発販売する子会社 MessageGate の新設を発表した。同社はスパム、ポルノ画像などの有害なコンテンツを遮断し、適切なビジネスメールを通過させる技術をあつかう。

MessageGate 初の製品名は『MessageGate Security Edition』で、すでに販売を開始しており、社外メールおよび社内メールから、有害性の高い不要なコンテンツを除去できるとしている。

MessageGate は Boeing の新規事業化案実現プログラム『Chairman’s Innovation Initiative』(CII) から生まれた。同プログラムは、社内用途の技術や業務内容を基に、新事業を考え出す機会を従業員に与えるものだ。CII は2000年9月に始まり、これまでに800件を超える案が集まっている。Boeing によると、事業化を予定している案は複数あり、ほかにも同社の事業部門で採用した案もあるという。

Boeing が異業種に参入するのは、今回が初めてではない。2000年には、機上インターネットサービス計画を推進する子会社 Connexionを設立 している。今年5月には、同サービスの導入確定契約を Lufthansaと交わした 。両社は今年1月に、同サービスの 試験運用 を行なっている。契約によると、2004年前半で同サービスを Lufthansa の長距離航路運用機およそ80機に導入するという。


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