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2003年08月25日(月) 03時11分

<セルフGS>自分で給油 普及率5%突破 毎日新聞

 ガソリンスタンド(GS)でドライバーが自分で給油するセルフサービス式のGSが、03年6月末で初めて普及率が5%を突破したことが24日、石油情報センターの調べでわかった。店員が給油する従来型の店舗に比べ、レギュラーガソリンで1リットル当たり2〜3円安いのが魅力で、セルフGSは今後も都市郊外の幹線道路などを中心に増加しそうだ。

 GSは6月末時点で全国で5万1294店あり、このうちセルフ式は2743店で全体の5・3%を占めた。

 欧米で普及しているセルフGSは規制緩和の一環で98年4月、国内でも解禁された。当初、「使い方がわからない」「自分で入れるのは不安」などの理由で当初、普及率が伸び悩んだが、価格の安さと手軽さを武器に01年度から全国的に急増し始め、02年3月末に1353店、03年3月末には2522店と着実に普及している。

 GS業界はデフレと供給過剰で値下げ競争が続き、GS店舗数自体は年々減り続けている。このため従来型の店舗が人件費削減のためセルフ式に切り替えるケースが目立つ。しかし、激戦地域で1店がセルフ式になって値下げすると、周辺の店舗も対抗上、値下げせざるを得なくなる。原油価格の上昇などで調達コストを価格転嫁できない状況に追い込まれると、周辺のGS全体が共倒れとなる悪循環も予想されるため、業界ではセルフ式の出店に慎重な声もある。【川口雅浩】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000037-mai-bus_all