2003年08月25日(月) 14時31分

住基カード、交付始まる　仙台　ネット本格稼働（河北新報）

　住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）が本格稼働した２５日、仙台市の青葉区役所でも午前９時から新たなサービスが始まった。窓口では、各世帯に郵送された住民票コード通知のはがきを手に、住基カード交付手続きの説明を受ける市民の姿などが見られた。

　仙台市のカード発行手数料は５００円。申請に必要な書類などがそろっていれば、申請したその場で、カードの発行を受けることができる。交付申請書を取りに来た区内の男性（７９）は「今後、一枚のカードでさまざまなサービスが受けられるようになれば便利だ」と話していた。

　各自治体の住基カードは氏名だけを記載するＡタイプと、氏名、生年月日、性別、住所、顔写真を載せるＢタイプがあり、Ｂタイプは身分証明書として使用できる。有効期限は１０年。

　自治体は条例で定めれば図書館の利用カードや公立病院の診察券、公共施設の予約など多目的に利用できる。仙台市区政課は「セキュリティーには万全を期している。カードを利用した独自の行政サービスを将来的に検討したい」と話している。
[河北新報 2003年08月25日]（河北新報）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000009-khk-toh