悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年08月24日(日) 16時15分

私物PCトラブル絶えず 情報漏れ恐れる島根県警共同通信

 都道府県警で秋田に次いでパソコンの配備率が高い島根県警。それでも必要台数は確保できず、一部私物の使用を認めているが、トラブルが絶えない。捜査や個人情報の漏えい、ウイルス感染などの恐れもあり、県警は頭を抱えている。
 県警情報管理課などによると、パソコンを使う捜査員や職員のうち私物は約4割。私物の利用は許可制で、ウイルス感染などを警戒して、LAN(構内情報通信網)への接続は禁止している。
 家に持ち帰ったり、インターネットに接続したりするため、データ消去やフロッピー使い分けなどを徹底する対症療法も続けてきた。
 しかし昨年2月、警部補が中古品を個人情報入りのフロッピーと一緒に売却し、訓戒処分となったほか、今年5月には私物からフロッピーを介して公用など11台にウイルスが感染。LANのプリンターに私物を接続したケースもあった。
 「全員配備が実現しない以上、抜本的な対策はない。最悪の場合、ウイルスで重要情報が消える可能性もある」と県警関係者。都市銀行の広報担当者は「ホストサーバーで各行員が使うデータも一括保存している。警察の安全対策は相当原始的なのでは」と話す。
 警察庁情報管理課によると、島根県警の公用パソコン配備率は1.24人に1台。まだ60数人に1台の県警もあり、同課は「隠れているだけで全国的に同様のトラブルが多発している可能性もある」と警戒している。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030824-00000078-kyodo-bus_all