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2003年08月22日(金) 00時00分

危ない「為替証拠金取引」…業者とトラブルもZAKZAK

 「外国為替証拠金取引」と呼ばれる個人投資家向けの金融商品が著しい伸びを示している。小額の証拠金で何倍もの取引ができ利益も大きいためだが、為替変動などのリスクも付きまとうだけに、業者の販売姿勢が問題になるケースもでてきた。

 この取引は1998年の外為法改正を受けて始まった。証拠金の10倍から20倍の取引ができる利点があるが、損失が発生すれば追加の証拠金が必要となる「ハイリスク・ハイリターン」商品だ。

 矢野経済研究所の推計によると、2003年3月期末の口座数は前期末に比べ3.1倍の5万1000口座に増え、顧客からの預かり証拠金残高は同2.7倍の1174億円に達した。

 しかし、市場規模が拡大するに伴い、外貨預金に見せ掛けた売り込みをはかるなど、業者側の営業・販売姿勢が問題視される事例も明るみに出てきている。また、監督官庁が不在で業者への法規制が未整備であることが問題との指摘もある。

 同研究所によると、社会的信用の向上を目指し、業界では協会設立に向けての勉強会も行われているという。

ZAKZAK 2003/08/22

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_08/1t2003082210.html