2003年08月22日(金) 00時00分

消費生活相談 前年の10倍超 昨年度県まとめ（朝日新聞・）

　　消費者が０２年度に県や県内の市町村に寄せた消費生活相談件数は５万５５３０件で、６８年に相談窓口を設けてから最多だったことが、県消費生活課のまとめでわかった。特に、身に覚えのない「有料アダルト番組」の利用料などを脅しめいた文言で請求されたという苦情相談が、０１年度の１０倍以上に急増した。

　　同課によると、身に覚えのない「有料アダルト番組」については、「自宅を訪問して料金を強制的に回収する」などと書いた請求をはがきや封書で送り、銀行振り込みを要求する事例が多い。今年に入ってからは、携帯メールに送りつけるケースも増えたという。

　　同課は、そうした請求を「その他のアダルト情報による架空請求」に分類しており、その分野の相談件数３５９５件のほとんどを占めるという。

　　同課は「文面では『訪問して回収する』とあるものの、実際に人が来ることはほとんどない。絶対に支払わないでほしい。また、人が来た場合でもすぐに警察に通報すればよい」と呼びかけている。

（8/22）

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4451