2003年08月22日(金) 17時03分

雪印集団食中毒訴訟が和解＝被害者８人に１１０万円−謝罪と再発防止も・大阪地裁（時事通信）

　被害者１万３０００人余を出した２０００年夏の雪印乳業の乳製品による集団食中毒事件で、大阪府、京都府、兵庫県の４家族８人が総額約３７０万円の損害賠償を求めていた訴訟は２２日、同社が謝罪し８人に和解金として計１１０万円を支払うなどの内容で、大阪地裁（小久保孝雄裁判長）で和解が成立した。この事件をめぐり係争中の原告は１人になった。
　被害者側弁護団によると、８人は同社の低脂肪乳による食中毒で被害を受けたとして０１年７月と１１月に提訴。先月、同裁判長が和解を勧告した。和解条項は、同社が１家族当たり１０万〜７０万円を支払うほか、被害者らに謝罪し再発防止に努めるなど。原告は「謝罪の文言が入ったのは良かった」などと話しているという。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00000270-jij-soci