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2003年08月22日(金) 11時26分

『Sobig-F』感染、ようやくヤマを越えたかjapan.internet.com

連日お伝えしている『Sobig-F』は、史上最速の感染速度というぞっとしない認識が固まりつつあるが、専門筋の見方では、どうやらヤマを越したようだ。

「まるでじゅうたん爆撃だ」と語るのは、アンチウイルス企業 Sophos Inc. の上級セキュリティアナリスト、Chris Belthoff 氏。「われわれはこれを、『Klez』や『LoveBug』さえも上回る、過去最高に感染速度の速いウイルスとみなしつつある。企業ネットワークは完全に混乱または麻痺状態だ……。膨大なメールの受信件数のために、Eメールシステムの停止に追い込まれている。受信メール増加でネットワークへのアクセス速度が徐々に落ち、最終的に Eメールシステムをオフラインにするしかなくなるのだ」

America Online (AOL) 広報の Nicholas Graham 氏によると、AOL が監視する Eメールトラフィックは20日に約4倍に増加したという。同社は Eメールの添付ファイルがウイルス感染していないかゲートウェイでスキャンしている。通常1日にスキャンする添付ファイル件数は1100万のところが、20日はそれが4050万に増え、2370万がウイルス感染していたという。うち2320万の添付ファイルが Sobig-F に感染していた。

だがセキュリティ専門家らは、Sobig-F は感染メールが全世界でやりとりされるメールの少なくとも70%を占めた20日午後にピークを迎えたと見ている。21日現在も感染報告件数は依然多いものの、感染率は60〜70%に減少するというのが大方の予測だ。


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