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2003年08月21日(木) 22時41分

<ダイエット痩身薬>主婦が購入した錠剤から向精神薬 兵庫県毎日新聞

 兵庫県は21日、インターネットのホームページ(HP)で宮城県の男性から「やせ薬」として購入した錠剤・カプセルを服用した神戸市内の主婦(20歳代)が、体の震えなど体調不良を訴え、この錠剤などから3類類の向精神薬を含む4種類の医薬品成分を検出したと発表した。薬事法や麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いがあるとして、宮城県と近畿厚生局麻薬取締部に通報し、東北厚生局麻薬取締部が捜査している。

 兵庫県によると「ホスピタルダイエット」と呼ばれ、主婦は今年1月、HPで5種類を購入。宮城県の男性を差出人として郵送されてきた。主婦が半年近く続けて服用したところ、極端に体重が減少し、震えや興奮状態を示した。6月、病院で診察を受け、現在も通院中。

 通報を受けた兵庫県が「ホスピタルダイエット」や同じHPから入手された「ニューホスピ」の計12種類を調査。「ホスピタルダイエット」1種類からジアゼパム、「ニューホスピ」3種類からフェンテルミン、マジンドール、ジアゼパムという向精神薬を検出した。いずれも依存性があり、頭痛や神経過敏などの症状が出るという。

 「ホスピタルダイエット」はタイの病院が処方しているとされ、昨年12月に徳島県の女性が同国から個人輸入して服用し肝機能障害などを発症して入院。香川県の調査でも向精神薬を検出していた。兵庫県は「今回はどこで製造されたか不明だが、医薬品の無許可販売にあたる可能性もある」としており、インターネットで安易に購入しないよう呼びかけている。【大迫麻記子】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00000068-mai-soci