2003年08月21日(木) 20時06分

ネットで拳銃を米国から密輸入　病院職員の男を書類送検　／長野（毎日新聞）

　インターネットを利用し拳銃を密輸入のうえ所持していたとして、飯田署と県警生活安全部は２０日、飯田市内に住む病院職員の男（４５）を銃刀法違反の疑いで地検飯田支部に書類送検した。男はガンマニアで、「本物とは思わずモデルガンのつもりだった」などと供述しているという。
　兵庫県警などが捜査を進めていた拳銃密輸入事件に絡み、同署などは今年４月に男の自宅や勤務先を捜索。モデルガンなど１２丁を押収し鑑定したところ、このうち拳銃４丁には、修復を施すことによって発射機能と殺傷力があることが判明した。実際には本物の拳銃で、銃身に鉛を詰めるなどの細工がされていただけだったという。さらに同署などはライフル銃２丁の鑑定を進めている。
　男はインターネットのオークションを通じ、モデルガンの多くを米国在住の邦人男性から買っていた。この邦人男性は全国のガンマニアに多数の拳銃を販売していたとして、兵庫県警から銃刀法違反容疑で指名手配されている。【木村健二】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030821-00000006-mai-l20