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「阪神優勝」というロゴがプロ野球の阪神球団とは無関係の千葉県内の男性によって商標登録されていた問題で、阪神球団は２０日、使用権をめぐる男性側との交渉が決裂したことを明らかにした。男性が使用権を球団に譲渡した後も商標を使いたいと主張、球団側は一定期間の使用を認める案を出したが折り合いがつかなかったという。球団側は法廷で争う構えだ。
球団によると、男性は昨年２月に「阪神優勝」を商標登録し、男性の許可のもと、ロゴを使ったＴシャツなどがすでに売られている。球団は昨年、特許庁に申請したが登録できなかった。このため、ロゴの使用権の譲渡を求めて男性側と交渉。登録などにかかった手数料に上乗せした数十万円を支払うことで大筋合意したが、男性側のロゴ使用の継続をめぐって物別れとなった。
阪神球団の野崎勝義社長は「変な形で前例になったら困る。法的手段を取る」と話した。
(08/21 00:34)