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2003年08月19日(火) 20時55分

ブラスターの亜種が猛威 端末1万4000台に影響共同通信

 新種コンピューターウイルス「ブラスター」の亜種「MSブラストD」の被害が19日、全国に拡大、日本郵政公社や大阪府庁、山口県庁などでも業務用LAN(構内情報通信網)内にウイルスが侵入するなどした。公社は本支社にある約6000台、大阪府庁は約8000台の端末をそれぞれ回線から切り離して復旧作業を急いでおり、オンライン業務ができない状況が続いている。
 公社と府庁は、感染したのは内部の業務システムだけで、顧客や住民サービスへの影響は出ていないと説明している。
 ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロによると、MSブラストDは18日夜に感染例が発見され、19日夜までに国内で82件の報告を受けた。
 一連のウイルスは、マイクロソフトのパソコン向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」などの欠陥を突いて感染を広げるが、今回の亜種は先週から被害が出ているブラスターとは別の欠陥を狙って感染することから異なる修復ソフトが必要。行政機関などの対応の遅れに加え、ウイルス発見から新種情報を盛り込んだウイルス対策ソフト最新版の配布までの時間差が被害拡大につながったとみられる。
 郵政公社の被害は、本社と北海道、東北、南関東、東京、信越、北陸、東海、近畿、中国、四国の10支社の端末に発生。原因や感染台数は調査中だが6000台全部をウイルス駆除ソフトを活用してチェック中で、支社も含めた完全復旧までに「2、3日かかる」という。
 大阪府庁も午前9時すぎからLANを流れる情報が急増、接続が困難になるなどの影響が出た。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030819-00000145-kyodo-bus_all