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2003年08月18日(月) 12時47分

休暇明けの企業、MSブラスト警戒 大きな混乱なし朝日新聞

 お盆休み明けの18日、多くの企業が新種のコンピューターウイルス「MSブラスト」の対策を取ったが、大きな混乱は起きていない。18日は企業のパソコンがいっせいに起動するため、ウイルスの感染・攻撃活動が活発化し、ネットワークが混乱する可能性があった。ただ、経済産業省によると感染報告は相次いでおり、引き続き警戒を呼びかけている。

 各企業では、IT(情報技術)担当者がウイルス感染の有無を確認したり、社員が机上に配られていた「ウイルス対策 (ネットへの)接続コードを外してください」と呼びかけた社内警告に従ってパソコンを立ち上げたりと、やや緊張した休暇明けとなった。

 大手パソコンメーカーのNECや富士通は18日、コンピューターシステムを納入している国内企業にウイルス対策の徹底を再確認した。両社は「今のところ顧客企業の被害は聞いていない」という。日産自動車もシステム部門が16、17日に休日出勤してお盆休み明けの対応策を検討し、事前にウイルス対策告知などの対策を打った。

 スーパーや百貨店など流通業界や外食産業界でも、ウイルスの感染事例は報告されていない。「ウイルス対策が奏功している」(大手スーパー)という。銀行業界でも影響は出ていない。

 ウイルス対策ソフト大手のシマンテックによると、18日正午現在、MSブラストに感染したという被害報告は先週からの累計で174件、全世界では9030件にのぼる。経産省の外郭団体、情報処理振興事業協会への感染報告も、11時現在1950件を超え、18日朝から企業からの報告・相談が増えているという。(08/18 12:46)

http://www.asahi.com/business/update/0818/042.html