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2003年08月18日(月) 09時42分

IBMとCisco、米DSLプロバイダーに「値下げのススメ」ZDNet

 IBMとCisco Systemsが米大手地域電話会社に対し、米国ブロードバンド市場でDSLがCATVに対抗していくための策として、さらなる料金の値下げを勧めている。

 IBMは8月18日の週に「DSLへの移行経路とその共食い状態が通信キャリアに与える影響」と題した報告書をリリース予定。この報告書では、米国でDSLがCATVブロードバンドサービスに追いつくための戦略として、ワイヤレスサービスと音声サービスのバンドル、顧客サービスの拡充、DSLモデムとネットワーク機器の大量購入、PCへのDSLモデムバンドルなどを進めるよう提言している。

 「DSLにはいまだ、キャリアの長期事業戦略の重要部分を支えるチャンスがあると当社は考えている。キャリアコストの削減と、エンドユーザーの価値向上のための当社からの提言を行う」とIBM Business Consulting Servicesのパートナー、サルバドール・アリアス氏。

 Ciscoのシニアマーケティングディレクター、エンゾ・シグノア氏はPacific Crest Securities Investor Conferenceで8月12日に講演し、ブロードバンドサービスをもっと効果的に米国家庭に浸透させるには月額20ドルまで料金を引き下げる必要があると述べた。

 現状、米CATVブロードバンドサービスの月額料金は約40ドル。ベル系地域電話会社は最近のプロモーションでDSLサービスを30ドル程度まで値下げしている。「これは正しい方向への第一歩だが、これで市場が変わるとも思えない。マスマーケットを動かすには月額20ドルまで下げる必要ある」とシグノア氏は語った。

 In-Stat/MDRの調べでは、6月現在、米国ではケーブルモデム加入者が1245万人なのに対し、DSL加入者は850万人にとどまっている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030818-00000032-zdn-sci