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2003年08月18日(月) 09時50分

SCO、5〜7月も黒字。「訴訟資金十分」と強調ZDNet

 UNIX知的財産をめぐりLinuxユーザーにライセンス料の支払いを要求し、物議を醸している米SCO Groupは、8月14日、黒字の第3四半期(5〜7月期)決算を報告。同時に、今後も知的財産権訴訟を続けていくための十分な資金を確保していると明らかにした。

 同社は5〜7月期の純利益として730万ドルを計上した。前年は450万ドルの赤字だった。同期の売上高は2010万ドルで、前年の1540万ドルから拡大した。

 売上高のうち730万ドルは、UNIX関連の知的財産保護を担当するSCOsourceライセンス事業部が売り上げた。SCOは今後も同事業部のライセンスプランによる売り上げ拡大が続くと予測、8〜10月期の売上高を2200万〜2500万ドルと見込んでいる。

 同社のダール・マクグライドCEOは、業績の改善により、知的財産権の主張と法廷闘争を続けていく資金ができたとしている。「この資金を使い、Webサービス戦略のSCOxのほか、知的財産権保護とライセンスプロジェクトを継続していきたい」と同氏。

 14日の電話会見で、SCO幹部らは知財訴訟に関する説明に多くの時間を割いた。マクブライド氏によると、同社を批判する人は、声だけ大きい少数派だという。「SCOの背後にはサイレントマジョリティがついている」と同氏。

 SCOは、自社の権利が踏みにじられたとするLinuxコードを守秘義務契約の下で開示しているが、マクブライド氏によると、これまでに100人ほどがこのコードの閲覧のためSCO本社を訪れた。

 またSCOは、5〜7月期中に新たな顧客としてWarner Bros. Entertainment、Johnson & Johnson、McDonald'sなどと契約した。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030818-00000050-zdn-sci