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2003年08月18日(月) 09時51分

世界PC出荷台数、新記録達成の見込みZDNet

 調査会社Gartnerの修正予測によると、2003年の世界PC出荷台数は過去最高の1億6130万台に達する見通しだ。

 同社は出荷台数の計算方法に修正を加え、これまでカウントしていなかった数字を組み入れた。併せて、過去最低6年間のPC出荷台数を修正報告した。これまでは、小規模な企業によって組み立てと販売が行われているホワイトボックスPCの台数が組み込まれていなかった。

 この修正により、2002年のPC出荷台数は1600万台上乗せされて1億4810万台となり、また2003年の出荷台数予測に2200万台が追加された。

 PC出荷台数の予測値はここ数年、かなり変動している。市場の低迷と回復の遅れ、それにホワイトボックス市場の台頭が加わって、GartnerとIDCの両調査会社は頻繁に予測値を書き換えている。IDCも過去に、ホワイトボックスPCを組み入れたPC出荷台数の修正報告を行っている。

 IDCの最新の予測では、2003年のPC出荷台数は前年比6.3%増の1億4520万台となっている。だが同社も、ノートPCの利用急拡大から、予測値を若干引き上げる可能性があるとしている。

 Gartnerの修正報告によると、これまでのところ年間PC出荷台数の過去最高記録は2002年の1億4810万台で、2000年の記録である1億4620万台を200台近く上回っている。2001年はマイナス成長で、出荷台数は1億4150万台に終わっている。

 2003年のPC市場は過去数年より好転しそうだが、かつての2けた台の成長には及ばない。Gartnerは今年の伸びを8.9%と見込んでおり、前回予測の7.2%と比べてわずかしか上方修正していない。Gartnerは上方修正の理由を、4〜6月の売り上げが予測を上回ったためとしている。

 Gartnerによると、市場の回復は世界経済情勢と企業のIT投資の伸びに依存しており、真の回復が始まれば、2003年のPC販売台数がさらに伸びる可能性もあるとしている。だが欧州でのPC販売状況に懸念を示しているアナリストもいる。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030818-00000063-zdn-sci