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2003年08月16日(土) 23時00分

MSブラスト、お盆明け感染注意 経産省が警戒呼びかけ朝日新聞

 「休み明け、会社のパソコンの電源を入れる前に、システム担当者の指示を受けてほしい」。新型コンピューターウイルス「MSブラスト」で、経済産業省やネットワークの専門家が警戒を呼びかけている。ウイルスに仕組まれていた米マイクロソフトのサイトへの攻撃はとりあえず回避されたが、ウイルスの感染は依然続いており、お盆休み明けの18日に、企業のパソコンでウイルスの感染・攻撃活動が活発化し、ネットが混乱する可能性があるためだ。

 総務省によると、MSブラストによる混乱は、マイクロソフト社が標的のサイトを削除したこともあり、16日午後になっても起きていない。しかし、感染そのものは拡大を続け、ウイルス対策ソフト大手のシマンテックによると、同日午前9時現在、全世界の感染台数は約40万4000台。6時間に2万台のペースで増えている。

 警察庁の解析では、ウイルスは、感染しているパソコンを16日以降に起動してネットに接続した場合か、16日以降に新たに感染した場合に攻撃を始める。また、感染パソコンは日付に関係なく、ウイルスを常時、ネット上にまき散らす。

 感染の有無を確認するまで、ネットへの接続ケーブルをはずしておくなどの対策が必要と専門家は指摘する。経産省は16日、企業向けの「対策4カ条」をホームページ上で公表。(1)全社員は必ず社内のシステム担当者の指示を受けたうえでパソコンを起動する(2)システム担当者は全社員に感染の危険性を周知する(3)感染・拡大を防ぐようネットワークを設定する(4)ウイルス駆除と感染予防策をとる、の4点を求めている。(08/16 22:59)

http://www.asahi.com/national/update/0816/028.html