2003年08月15日(金) 19時50分

３億７６５０万円分サービス残業発覚　昨年１０月〜今年６月、労働局が指導　／静岡（毎日新聞）

　静岡労働局の指導で、県内の事業所１８事業所が昨年１０月から今年６月までに３億７６５０万円分のサービス残業賃金を支払っていたことが、同労働局のまとめで分かった。最も多額の事業所では、１億４９２９万円分のサービス残業をさせていた。同労働局は悪質なケースには法的処分も辞さない構えで、サービス残業の解消を目指している。
　同労働局は定期監督を含め、年間５０００〜６０００件の監督指導をしている。昨年１０月から今年６月までの９カ月間で、１００万円以上のサービス残業が発覚し、その後、支払われたのは１８事業所で、対象の労働者数は６０１１人だった。
　同労働局が前回発表した０１年４月から０２年９月までの１年６カ月間では、同様の事業所は１８、労働者数１７９３人、支払い金額は５６３５万円だった。担当者は「数字が上がったのは、労働者の関心が高くなり、情報が以前よりたくさん寄せられたことが大きい」と分析している。【小林慎】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030815-00000004-mai-l22