2003年08月15日(金) 00時00分

４閣僚が靖国参拝 （東京新聞）

　終戦記念日の十五日、小泉内閣の閣僚のうち平沼赳夫経済産業相、亀井善之農相、谷垣禎一国家公安委員長、鴻池祥肇防災担当相の四閣僚が東京・九段北の靖国神社を参拝した。綿貫民輔衆院議長も参拝した。

　小泉純一郎首相は同日午前、千鳥ケ淵戦没者墓苑に献花したが、靖国神社には一月十四日に就任後三回目の参拝をしており、今回は参拝を見送った。

　平沼、谷垣両氏は超党派の衆参両院議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーとともに参拝した。

　谷垣氏は「日本の国の成り立ちとして、犠牲があった上で今日があるという気持ちがあるので公人の面もある。祖父が祭られており私人としての気持ちもある」と説明。「国務大臣谷垣禎一」と記帳した。また中国などの反発に関して「どこの国にも国家に殉じた方々を追悼する施設はある」と述べた。

　鴻池氏は参拝後、記者団に「今ある平和に感謝して戦争を絶対にしてはいけない、そういう思いでお参りした」とし、さい銭はポケットマネーを使い、公人か私人かの立場については「日本人です」とだけ答えた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20030815/eve_____sei_____001.shtml