2003年08月15日(金) 18時57分

＜新種ウイルス＞国内の被害状況、拡大傾向（毎日新聞）

　不正侵入防止ソリューションのベンダ、日本ネットワークアソシエイツ（本社：東京都渋谷区）は、コンピューターウイルス「Ｂｌａｓｔｅｒ（ブラスター、別名Ｗ３２／Ｌｏｖｓａｎ．ｗｏｒｍ：ラブサン・ワーム）」の最新の国内被害状況を発表した。

　それによると８月１５日１４時現在、被害企業件数は４５８件、被害マシン数は２０３７件。いぜん被害の拡大は終息する兆しはないという。また、米国では２種類の亜種が見つかっているが、日本国内では亜種まだ発見されていない。

　同社の加藤義宏・技術統括部長は「検知件数は、伸びつづけていますが、企業数はそれほどのびていないことから類推しますと、外部からの侵入に対する対策が効果をあげていることが想像されます。今後は、個人中心の感染に注意するとともに、お盆休み明けに会社業務が開始されるところの状況を見守る必要がありそうです」と話している。（サイバー編集部）（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030816-00000001-mai-soci