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2003年08月14日(木) 22時14分

新型ウイルスで東京・世田谷区が住基ネット運用を停止読売新聞

 新型のコンピューターウイルス「MSブラスト」(別名・ラブサン)に区役所のパソコン約100台が感染した東京都世田谷区が、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への感染を防ぐために、住基ネットの運用を停止していることが、14日わかった。

 同区などによると、住基ネットのデータ送信は、庁内の情報通信網(LAN)を通して行っている。住基ネットは二重のファイアウォール(防護壁)で防護されているが、LANにはウイルスに感染したパソコンもつながっており、同区は「万全の措置を取る必要があると判断した」としている。

 同区は、今月25日の住基ネット本格稼働に備え、8日から点検のため運用を停止。点検は12日に終わる予定だったが、同日夕にウイルスに感染したパソコンがあることが判明、13日以降の運用停止を決めた。週明けには運用を再開できるという。

 大田区でも13日夜、区役所内のパソコン1台のウイルス感染が確認されたが、住基ネットの運用は停止しないという。

 MSブラストの被害は、国内でさらに広がっている。ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロによると、14日は午後7時までに、新たな被害報告が189件あり、延べ575件に達した。経済産業省の認可法人「情報処理振興事業協会」では、14日午後5時までに、新たな相談が約400件あり、延べ約600件に上るという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030814-00000114-yom-soci